2015年8月26日水曜日

英会話をスクールで学ぶことの意義

英語で考えるというレッスン

「話す」ということは「声に出す」ということと同義ではありません。 相手の言葉に応えて「話す」ことは、実際にネイティブスピーカーと会話することでしか身につきません。

「相手の英語の言葉を聴く」→「脳内で日本語に翻訳」→「対応するセンテンスを日本語で考える」→「脳内で英語に翻訳」→「英語で話す」

以上のような過程をたどっていては、よほど頭の回転の速い人でないかぎり、会話のスピードに追いつけません。

「相手の英語の言葉を聴く」→「対応するセンテンスを英語で考える」→「英語で話す」

というような流れを身につけることが必要です。

ポイントは「英語で考える」ということです。 これは決して難しいことではありません。経験を積めば誰でも可能なことなのです。

外国に移住した日本の方が日本語を忘れてしまうという話は聞いたことがあるかと思います。 日本語を10年、20年も使わずにいると、日本語を忘れてしまうだろうというのは想像がつきますし、また現地語をそれだけの期間使っていれば、おのずとそれが母国語のように置き換わってゆくこともまた、容易に想像がつきます。

他国に比べて、日本人の多くは、「読む」「聞く」ことに関して、さして英語能力が低いわけではありません。また、「書く」「話す」ことも特に不得手ということもありません。 ただし、「会話」となると、相手の言葉に応えて「話す」ことは苦手なようです。

ほとんどの人は、ボキャブラリーや文法力に問題を持っているのではなく、頭の中で「翻訳」を繰り返しているために、会話の速度に追いついていないのです。

まずは、細かい文法などの間違いは気にせず、言葉を返しましょう。 最初はセンテンスにならずに、単語レベルになると思います。しかしながら、相手の「言葉」に「応えて」、「言葉」を返す、という一連の流れを身につければ、最初の、そして一番大きなハードルを飛び越えたと言っても過言ではありません。

そして、あとは「経験」あるのみです。英語は「言語」です。「才能」がなければ身につかないような学問ではなく、経験が最も重要なのです。

「打てば響く」応答ができる様になったら、文法、正確なセンテンスの組み立て、綺麗な表現に挑戦すれば十分です。

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